2014年8月31日

お米の勉強会研修会in長野(2)シャンティクティ・種センター

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あずみのシャンティクティの種センターを訪ねました。
Today, we visited a seed center in Azumino, Nagano Pref.



シャンティクティのオーナーの臼井夫妻が、バングラデシュのシードバンクを見学したことがきっかけで設立されたといいます。

臼井さんに施設を案内してもらいました。

施設には、キーホールガーデンやコンパニオンプランツ、コンポストトイレ、バイオジオフィルターなど、パーマカルチャー(永続する農業 permanent agriculture)のデザインが随所に採用されているのですが、オーストラリアで始まったパーマカルチャーのルーツはアジアにあると言われています。

参考文献:F.H.キング「東アジア四千年の永続農業(上)(下)」

「第1章 まず日本へ」から始まる明治40年代の日本の伝統農法を描いた数少ない記録。
パーマカルチャーを通じて学んでほしいことは、オーストラリアの先進的なエコ思想ではなく、日本が本来持っていた自然とともに生きる叡智だと臼井さんは言います。


The seed center in Azumino was establish after the owner of "Shantikti", Mr. and Mrs. Usui visited a seed bank in Bangladesh. Mr. Usui guided us the facilities. 

In the center,  the various ideas of permaculture are adopted: keyhole garden, companion plants, compost toilet, bio geo filter. 
The concept of permaculture is established by Bill Mollison in Australia, but it's originated in Asia.
F.H King's "Farmers of Forty Centuries or Permanent Agriculture in China,. Korea and Japan" 

"We can learn traditional knowledge on nature and farming methods deeply rooted in Japan through permaculture.", said Mr. Usui.

種センターは、アースバック(土嚢)で作られ、壁には、畳も使われているそうです。建物の屋根にはおしゃれな菜園がありました。

品目ごとに棚にずらりと瓶が並べられ、貸し借りできる種が入っています。
利用したい種があれば、種帳に貸し出し記録を記入し、譲り受けた種は、採種後2倍にして返すというルール。

In the seed center, various bottles of seeds are lined up on the shelf. visitors can borrow seeds but should back the seeds doubled. the roof of the center is covered with various plants.

website:
http://www.ultraman.gr.jp/perma/seedhause.htm







パースニップの種とり
collecting seeds of parsnip.




日本ミツバチの普及活動をされている御園孝さんもツアーに同行されており、ミツバチのお話も聞くことができました。



シャンティクティでは、日本ミツバチの飼育をされているのですが、全国的に日本ミツバチの現象が問題になっています。
対馬は、西洋ミツバチがいない日本ミツバチの聖域と言われており、いろんな研究者がこられ、以前と比べて1割になっているという問題の原因が調査されています。

ミツバチの分布を分析すると、水田があるところは、ミツバチがいない。
海岸や、自然環境の保全を行っている田にはいる。水田のない東京に日本ミツバチが多く、銀座ミツバチの会が養蜂を始めている。
水稲に使われるネオニコチノイドの影響だと言われ、ヨーロッパでは使用制限が出ているのですが、日本ではむしろ減農薬につながると推奨されているのだそうです。

有機農業をやっていると、農薬を使うことがないので、かえってこういう事情に疎いものです。
よく耳にする言葉ですが、実態をよく知らなかったので、またゆっくりネオニコチノイドについて調べてみたいと思います。







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