2016年3月29日

【開催報告】麹づくりワークショップ@大阪

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大阪で、田舎のおばあちゃんから学ぶ知恵シリーズとして、講座を持たせていただくことになりました。
今回のテーマは、麹。

ただ味噌や甘酒をイベントとして作るだけではなくて、日本の暮らしの中で発酵食はどういう意味を持つのか、バックグラウンドからつなげていきたいなあと考えてます。
世界の中からみた食文化の多様性と作物の起源のお話、それから、日本の土壌や気候が作物が育つ環境に与える影響、土やとれる作物の違いと、その土地の食文化、そして調味料。
これまで訪ねて来た村で聞き書きしてきたストーリーなどお話させていただきました。



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<イベント内容>
日時:3月26日(土)11時〜15時
場所:River & Castle side space Cheers
はるか昔から深い関係で共生してきた、私たち日本人と微生物たち。
都会ではすっかり忘れ去られてしまった『微生物との共生』
体感と共に、はるか昔から続く日本の文化に、一緒に触れませんか?

*自分たちで作った愛情の籠った麹(自分の子供の様な微生物たち)は、
そのままお持ち帰り頂き、様々なお料理にお使い頂けます *
その後はみんなでコミュニティーグループを作って、自分たちの麹の成長(微生物なので生き物)をシェアし合っていく予定です♪
自分たちの麹(私たちの子供たち)で、手作り甘酒会もしようと考えています♪
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それにしても、先生とか講師とか言われるのは苦手です・・・
わたしは料理研究家でも研究者でもなく、暮らしの中に農や食があるだけなので、ひとつの例として生き方をシェアしているという感じでしょうか・・・

ひとはみな、それぞれに個性があって、違う関心があって、特技がある。
お互いが先生で、自然や生き物が先生で、師匠はいっぱいいて、学び合い、支え合って生きている。だから、誰が先生とか、生徒とかではなくて、分かち合う。そんな会になればいいなあと思います。


一番大事なのが蒸し、「ぬけがけ」の様子
蒸した米を冷ましているところ


自然とともに生きる暮らしを田舎の古老たちからいろいろ学んできましたが、わたしたちにはわたしたちの生活があります。
むかしの人は、食べるためにほんとうに多くの時間を費やしています。

戦後、めんどうな家事や畑仕事から解放されて、仕事を暮らしの外にもつようになりました。
それは、否定できることではなくて、昔の暮らしに戻ろうというわけではなくて、いまの暮らしに合わせた取り入れ方ができたらいいなあと思います。

たとえば、 麹。
麹に合わせた生活をするのではなく、ライフスタイルに合わせて麹をつくることができれば、ただ、イベントとしてやるだけでじゃなく、自分たちの暮らしの中に取り入れていけるのではないかなあ。

今日は、お花見してる途中にも、麹仲間たちから、わが子の成長ぶりを投稿するメッセージが飛び交ってました。

最後に・・・会を企画してくれたRiver & Castle side space Cheersオーナーのまりあちゃん、そして店長のわかなさん、ありがとう!

麹仲間たちと

(写真撮影:River & Castle side space Cheers)

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